2026/08/12 08:01
タオルの商品説明を見ていると、「パイル」という言葉を見かけることがありますよね。
何気なく使われているこの言葉ですが、実はタオルの肌触りや吸水性を左右する重要な要素です。
そこで今回は、タオルのパイルとは何か、その種類と密度が肌触りに与える影響を解説します。

タオルのパイルとは
パイルとは、タオルの表面を覆う、ループ状に織り込まれた繊維のことです。
タオル特有のふわふわとした見た目と肌触りは、このパイル構造によって生み出されています。
パイルがあることで、繊維の間に多くの空気と水分を含めるスペースが生まれ、一般的な平織りの生地に比べて高い吸水性を発揮できます。
タオルが「拭く」という機能に優れているのは、このパイル構造が大きな理由です。
パイルの主な種類
パイルにはいくつかの種類があり、それぞれ仕上がりの質感が異なります。
ループパイル

ループ状のまま仕上げられた、最も一般的なパイルです。
ふわふわとした立体感と吸水性に優れており、バスタオルやフェイスタオルの多くが、このループパイルで作られています。
カットパイル

ループの先端をカットして仕上げたパイルです。
表面がなめらかで、ベルベットのような光沢感が生まれます。
見た目の高級感がある一方、ループパイルに比べると吸水性はやや控えめになる傾向があります。
シャーリングパイル

カットパイルをさらに丁寧に刈り揃え、毛足を短く均一に整えたパイルです。
なめらかで上品な質感になり、タオルケットやギフト向けのタオルに使われることがあります。
パイルの密度が肌触りに与える影響
パイルの種類だけでなく、パイルがどれだけ密に織り込まれているかという「密度」も、タオルの質感を大きく左右します。
密度が高いパイル

繊維が密に織り込まれている分、ボリューム感があり、しっかりとした厚みのある肌触りになります。
吸水量も多くなる傾向があるでしょう。
1枚あたりの重さを表す「匁(もんめ)」という単位で見ると、密度の高いタオルほど匁数が大きくなる傾向があります。
匁については、タオルの匁(もんめ)とは?厚さ・重さとの関係と家庭用タオルの選び方で解説しています。
密度が低いパイル

繊維の詰まりが少ない分、軽くて薄い仕上がりになります。
乾きが早く、洗濯や収納の負担を減らしたい方に向いていますが、密度が高いタオルに比べると、一度に吸収できる水分量は少なくなります。
密度が高ければ良い、低ければ悪いのではなく、求める用途によって適した密度は変わります。
厚手・薄手タオルの使い分けについては、タオルは厚手と薄手のどちらが使いやすい?吸水性・乾きやすさ・収納性を比較をご覧ください。
パイルと糸の関係

パイルの質感は、密度だけでなく、使われている糸の種類によっても変わります。
撚りをかけずに仕立てた無撚糸(むねんし)の糸をパイルに使うと、繊維がふっくらと広がった状態になり、通常の撚った糸よりもやわらかく、吸水性の高いパイルに仕上がります。
無撚糸タオルの特徴については、無撚糸タオルとは?ふわふわで吸水力が続く理由と長く使うコツを紹介をご覧ください。
また、糸の太さを表す「番手」も、パイルの繊細さに影響する要素の一つです。
詳細は、糸の番手とは?数字が大きいほど細い理由とタオル選びへの活かし方をご覧ください。
パイルにこだわったタオル|YOINのご紹介

YOINのFirst Touch Premiumシリーズは、大阪・泉州の後晒し製法と無撚糸を組み合わせ、パイルの密度や糸の質にまでこだわって仕立てられたバスタオルです。
フェイスタオル2枚とバスタオル1枚のセットでは、通常価格より5%お得に購入できます。
パイルの種類や密度を知った上でタオルを選ぶことで、これまでとは違った視点で自分に合う一枚を見つけてください。
