2026/08/26 08:33
タオル選びをしていると、「無撚糸(むねんし)」や「甘撚り」という言葉を見かけた方も多いのではないでしょうか。
どちらも柔らかい肌触りをイメージさせる言葉ですが、実は両者には明確な違いがあります。
今回は、甘撚り糸とは何か、無撚糸との違いと柔らかさ・耐久性のバランスについて解説します。

甘撚り糸とは
糸は、綿の繊維をねじり合わせる「撚り(より)」という工程を経て作られます。
撚りの回数が多いほど糸は硬く丈夫になり、少ないほど柔らかくふんわりとした質感になります。
甘撚り糸とは、この撚りの回数を少なく抑えた糸のことです。
一般的な糸(レギュラー糸)よりも撚りを甘くすることで、繊維同士の間に隙間が生まれ、ボリューム感のある柔らかな風合いに仕上がります。
甘撚り糸・無撚糸・レギュラー糸の違い
タオルに使われる糸は、撚りの強さによって主に3段階に分けられます。
レギュラー糸(普通糸)

一般的な撚り回数で仕上げられた標準的な糸で、しっかりとした強度があり、耐久性に優れています。
甘撚り糸

レギュラー糸より撚りを少なくした糸です。
柔らかさとボリューム感が増す一方、レギュラー糸に比べるとやや毛羽が出やすくなります。
無撚糸(むねんし)

撚りをほとんどかけない、最も柔らかい糸です。
繊維がふっくらした状態のまま糸になるため、綿本来のやわらかさと高い吸水性を発揮します。
ただし、繊維同士の結びつきが弱いため、3種類の中で最も毛羽落ちしやすく、耐久性も低くなる傾向があります。
無撚糸タオルの詳しい特徴については、無撚糸タオルとは?ふわふわで吸水力が続く理由と長く使うコツを紹介をご覧ください。
つまり、柔らかさは「無撚糸>甘撚り糸>レギュラー糸」の順に高く、耐久性は「レギュラー糸>甘撚り糸>無撚糸」の順に高いといえます。
甘撚り糸の特徴
甘撚り糸には、次のような特徴があります。
柔らかさとボリューム感

撚りが少ない分、繊維の間に空気を含みやすく、ふんわりとしたボリューム感のある肌触りに仕上がります。
耐久性とのバランス

無撚糸ほど極端に撚りを減らしていないため、レギュラー糸に近い耐久性を保ちながら、柔らかさもプラスできるというバランスの良さがあります。
綿の質が仕上がりを左右する

甘撚り糸できれいなタオルを作るには、繊維の長い良質な綿を使うことが重要です。
繊維が短い綿を使うと、毛羽立ちが目立ちやすくなります。
甘撚り糸と無撚糸、どちらを選ぶべきか

甘撚り糸と無撚糸は、どちらが優れているというものではなく、優先したいポイントによって選び方が変わります。
・極上の柔らかさを求める方
⇒ 無撚糸タオル
・柔らかさと耐久性のバランスを重視したい方
⇒ 甘撚り糸タオル
・日常使いで扱いやすさを優先したい方
⇒ 甘撚り糸タオル、またはレギュラー糸タオル
無撚糸タオルは洗濯ネットの使用や柔軟剤を控えるなど、お手入れに気を配る必要があります。
一方で、甘撚り糸タオルは比較的扱いやすく、初めて柔らかいタオルを試してみたい方にも取り入れやすいでしょう。
柔らかさにこだわったタオル|YOINのご紹介

YOINのFirst Touch Premiumシリーズは、大阪・泉州の後晒し製法と無撚糸を組み合わせ、柔らかさと吸水性を追求したタオルです。
無撚糸ならではの極上の肌触りを、ぜひ体感してみてください。
糸の撚り方の違いを知ることで、タオル選びの視点が一つ増えます。
柔らかさと耐久性、どちらを優先したいかを考えながら、自分に合った一枚を見つけてみましょう。
