2026/07/03 07:42
洗ったばかりのタオルなのに、なんとなく生臭いという経験はありませんか。
実はタオルの嫌な臭いには明確な原因があり、正しい方法で対処することで改善できます。
そこで今回は、タオルが臭くなる原因と臭いの取り方、日常でできる予防策を解説します。

タオルが臭くなる原因は「モラクセラ菌」
タオルの嫌な臭いの多くは、洗い方や干し方の問題だと思われがちです。
しかし実際は、目に見えない菌がほとんどの原因であり、その菌の名前が「モラクセラ菌」です。
モラクセラ菌とは?
タオルの嫌な臭いの主な原因であるモラクセラ菌は、人の皮膚や自然界に広く存在する常在菌で、それ自体に毒性はありません。
ただし、タオルに付着した皮脂や汚れをエサにして増殖し、その際に発生する排泄物が独特の生乾き臭・酸っぱい臭いの正体です。
モラクセラ菌は熱に弱い一方、乾燥した環境では休眠状態になり死滅しにくい特性を持っています。
一度タオルに定着すると、洗濯しても完全に除去できず、濡れるたびに臭いが復活するという厄介な性質があります。
部屋干し臭が起きやすい条件

モラクセラ菌は、以下の条件がそろうと特に繁殖しやすくなります。
・湿度が高い(70%以上)
・温度が20〜30℃前後
・タオルが濡れたまま長時間放置
・皮脂や洗剤の残りカスなどがある
梅雨から夏の時期は気温・湿度ともに菌が繁殖しやすい環境が整いやすく、部屋干しの機会も増えるため、タオルの臭いが気になりやすい季節です。
タオルの臭いの取り方

臭いが染み付いてしまったタオルは、通常の洗濯だけでは改善が難しい場合があります。
モラクセラ菌に効果的な方法を、試しやすい順に紹介します。
熱湯につけ置きする
モラクセラ菌は60℃以上の熱に弱いため、熱湯でのつけ置きが効果的です。
手順1.60℃以上の熱湯を用意する
手順2.タオルを30分〜1時間つけ置きする
手順3.流水でしっかりすすぐ
手順4.通常通り洗濯機で洗う
色落ちや素材の傷みが心配な場合は、熱湯の温度をやや下げて様子を見ながら行ってください。
酸素系漂白剤でつけ置きする
熱湯だけでは改善しない場合は、酸素系漂白剤(ワイドハイター・オキシクリーンなど)を使ったつけ置き洗いが有効です。
除菌・消臭効果があり、色柄物にも使用できます。
手順1.40〜50℃のぬるま湯を用意する
手順2.酸素系漂白剤を適量溶かす
手順3.タオルを2〜3時間つけ置きする
手順4.流水でしっかりすすぐ
手順5.通常通り洗濯機で洗う
なお、タオルの黒ずみが気になる場合も同じ方法が有効です。
黒ずみの原因と落とし方については、タオルの黒ずみの落とし方と原因・予防、それでも落ちないときの対処法を紹介で詳しく解説しています。
乾燥機を使う

乾燥機の高温・回転によって、モラクセラ菌を効果的に除菌できます。
洗濯後に乾燥機を短時間使うだけでも、臭いの改善に効果があるでしょう。
コインランドリーの業務用乾燥機は家庭用より温度が高く、より高い効果が期待できます。
ただし、タオルの洗濯表示を確認し、乾燥機使用可の素材に限定してください。
タオルの臭いを防ぐ日常のケア

臭いを根本的に防ぐには、モラクセラ菌を増殖させない環境を作ることが重要です。
1.使い終わったタオルをすぐに乾かす
濡れたまま洗濯カゴに放置せず、一度広げて乾かしてから洗濯機へ。菌の増殖時間を最小限に抑えられます。
2.洗濯はこまめに行う
タオルを長期間洗わずに使い続けると皮脂や汚れが蓄積し、菌の栄養源が増えます。毎日使うものだからこそ、こまめな洗濯が基本です。
3.洗剤・柔軟剤は適量を守る
過剰な洗剤や柔軟剤は繊維に残りやすく、菌の栄養源になります。規定量の厳守が予防の基本です。
4.洗濯後はすぐに干す
洗濯機の中に濡れたまま放置すると、密閉された環境で菌が急速に繁殖します。洗濯が終わったらすぐに取り出して干す習慣をつけましょう。
5.風通しのよい場所で干す
部屋干しの場合はサーキュレーターや除湿機を活用し、できるだけ早く乾かすことが重要です。干す前にタオルを振ってパイルを立てることで乾きが早くなります。
タオルのケア全般については、タオルをふわふわに復活する洗い方|ゴワゴワの原因と正しいお手入れでも詳しく解説しています。
臭いが繰り返すなら、タオルの見直しも選択肢の一つ
正しいケアを続けても臭いが繰り返す場合は、タオル自体の繊維に菌が深く定着している可能性も。
特に長期間使い続けたタオルは、繊維の傷みや汚れの蓄積が進んでいることが多く、ケアだけでは改善が難しくなってきます。
「何度洗っても臭いが戻ってくる」「吸水性が落ちてきた」と感じたら、新しいタオルへの買い替えを検討するタイミングかもしれません。
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速乾性を重視したい方には、薄手で乾きが早いTravel Light sarariもおすすめです。
部屋干しが多い方にとって、速乾性の高いタオルは臭い対策の観点からも理にかなった選択です。
日々のケアと合わせて、ぜひタオルそのものの見直しも検討してみてはいかがでしょうか。
